腕の中に猫が寝ている
外から帰ってきて、ほっと
お茶を飲んでいると
サッと膝に飛び乗ってくる
今だ！と言わんばかり
抱きしめて匂いを嗅ぐ
グルグルと喉が鳴りはじめる
動けなくなった
ちょっとそのままわたしを抱いてて、
抱かせてあげる
猫のせいにして
癒やしの時間をいただいている
わたしのしあわせ
私のしあわせ。
この世には沢山の幸せがある
お金を持っていること
友人がたくさんいること
時間がたくさんあること
家族がいること
いろんな経験をすること
旅すること
出かけること
音楽を聴くこと
本を読むこと
たくさん寝ること
わたしが思い浮かべたこの幸せは
誰かにとっては幸せかもしれないし
誰かにとっては退屈かもしれない
「これがあるから幸せ」
と言えるものはみんなにとって違っていて
わたしのしあわせは、
片付いた部屋でゆっくり過ごすこと。
それだけで
あれもこれも
あの子が持っているあれ、目に入るあれもこれも
欲しいときがあった
今でもそう思うときがある
だけど
いちばん心が落ち着くのは
なんにもない
なんでもない この時間
何にもなくても
最近ゆったり過ごすことが多い。
少し前まで コロナの前まで
暇があると 「何かしないと。」
なんて、
何かに追われてる様な
生き急いでいる様な
「このままではダメ」
な気がしていた
色んなことに手を出してみて
動いてみては
余計に落ち着かなくて
余計に動くことを求めていた
今もすっかり
その気持ちがなくなったわけではないけど
「焦らなくていい」
そう思えるようになった
なにもできていないけど
なんにも成し遂げていないけど
成し遂げる気配も全然だけど
「何にもなくても、いいか」
そんな風に思えるようになった🌸
私が一番ホッとするのは
ただ空を見上げているとき。
ただ眺めているだけの時間
今週が終わる すごく穏やかに
先週の連休にはりきって出かけた分
今週はゆっくりゆっくり
予定外のお休みもあって本当にゆっくり
楽しみな予定もあって
なんだか1週間お休み気分だったかも
そのまま週末に入って
家事も最低限にして
好きだった二階からの夕焼け
ゆっくり見たのはずいぶん久しぶり
特に忙しい訳ではなかったけど
こんなに穏やかなのは久しぶり
一週間に一回くらい
こんな穏やかに空を眺める時間があったらいい
なにも考えず
ただ眺めているだけの時が
あったらいい。
いつか、思い出す時には
明日から子供たちも学校へ
なんだか長く感じた冬休み
たった2週間のはずだけど
これと言ってなにもしなかった、
ちょっと動いて休んで
また動いて休んで
よく休んだお休みだった。
もっとできることがあるのかも、
もっと目標を持って進めばいいのかも
もっともっと、もっと…
いつの間にか
いつも何かに追われてて
いつも何かに急かされてて
いつも何かに怯えていた
いつからか、
「いつもの生活」
遠のいていた
「いつもの生活」
いつの間にかつまらなく思えていた
「いつもの生活」
でもきっといちばん輝いている
いつか
思い出す時には_
こうやっていろいろと、うまく付き合っていくのかな。
なんだか風邪が長引いている。
ちょっと良くなったかな、
と思って動くとダルくて動けなくなる
ちょっと落ち着いたな、
と思って動くと案の定、休まなくてはいけなくなる
ちょっと動いて、ちょっと休む。
ちょっと遊んで、また休む。
なんだかそんな繰り返し
なんだか慣れてきて、
「はいはい、休む時間ですね。」
と折り合いを付けれるようにすらなってきた
いや、そろそろ全回復してほしいんですが
そんな日々もアリかな、
こんな感じの年越しもアリか、
なんて、
こうやって色々とうまく付き合っていくのかな。
