今日はちょっとした用事で、10年前に暮らした街へ行った
今の街に越してきたのは5年前、
約10年前に結婚して、夫と私の実家のちょうど真ん中にあるその街に暮らすことになった。
はじめての2人での生活、新しい街で、新らしい生活ウッキウキして始まった。だけど、ありがたいことにすぐに妊娠して、3人での生活が始まった
前回書いたお題「仕事と子育て」の中でも、子育てで色んな想いがあったことを綴ったが、この街に来ると鮮明にそのことを思い出す
夫と私と娘3人で暮らした、小さなアパート
ベビーカーが持っていかれそうで怖かった、急すぎる坂道
ヨチヨチ歩きの娘と歩いた、草の生えた小道
3人でよく買い物に行った、地元のスーパー
娘が産まれてはじめて、雪を触った駐車場
その瞬間のビデオでも見ているかのように鮮やかによみがえってくる
しかも、いい思い出ばかり
あの頃、もっと余裕をもって、ゆったり娘と関わってあげれば良かった、そんな後悔が胸を締め付ける
ことがある。
今は2人を育てて、色々な経験があって私も少し大人になり、余裕ができた
あの頃は余裕なんてなくて、毎日が必死だった、娘がいなければ、なんて最低なことも考えたことがあった
そんな後悔がずっとあった
だけど、その街に来て思い出すのは
温かくて、キラキラして、宝物みたいな思い出ばかりで、
気がつくと涙が溢れている
いや、あの時わたしと娘は毎日必死に生きていた
悔やむことなんてない
あの頃のわたしは、わたしのできる限りを尽くしたんだ。
昔のわたしを温かく包んでくれる
大切な街