Satochang’s blog

この瞬間、わたしが感じたことを信じて、周りは置いといて、自分の道を歩んでゆく  ふたりの子ども 働く 生活

苦しい世界。そこから、はじめていこう

めずらしく雪が降っている






粉雪が降ってきた
可笑しさがこみあげてきた
最高な夜だね 泣けてくるから
運命に膝まで濡らさないように
はしっていこう



  ビッケブランカ まっしろ






うちはあまり雪が降らない所なので
たまに降る雪をみると、感動する


空からふわふわして、かたちのないものが落ちてくる

幻想的で、いつもの世界が一瞬にして

別世界に変わる





そして、
この曲を思い出す

だいすきな、たいせつな曲

「この曲のおかげで」と言ってもいいほど
人生で一番しんどかった時期を乗り越えてこられた






誰にも見つからない
街の灯も灯らない
交差するクレーンを一人見上げた
今は叶わないことばかりのまま
ただ あるいていこう







当時のわたしは
何もかも上手くいかなくて、悲しいことばかりで
考えることも悪いことばかり
起こることも悪いことばかり
ほんと生きているのが辛かった…


周りからしたら
結婚もして、こどももいて、資格もあって働いて、
きっといい風に見えていたとおもう、わたしもそう思っていた


だけど、
ひとつ悲しい出来事が起こった
すると引っ張られるように、ずるずると、全部のことが崩れていった



こんなはずじゃなかったのに、



なんでこんなことばっかり…





きっと、
最初に起こった悲しい出来事は、今思えばきっかけでしかなかった


ほんとは無理に無理をして「いい風」を装っていただけだった、どこかの理想の型に自分をはめて、自分を苦しめていただけだった



「くるしい、くるしい」

そんな世界に覆われていた…








冷たさが吹いてきた
悲しみがこみあげてきた
降り積もったすべてよ 時を超えてよ
そして今までなんてなかったように
はじめていこう








そんな時、
まわりから導かれるようにこの曲に出会った
わたしみたいな曲、

冷たくて、かなしくて、ひとりぼっちで
なんにも上手くいかなくて…


あぁ、わたしといっしょ




その時
はじめて気持ちを共有できた気がした。
ひとりぼっちが、わたし以外にもいる


それなら、ひとりじゃないのかもしれない


そう思った、
そしたら少し落ち着いて、覆われていた世界が見えてきた






この曲は、
はじめは悲しい言葉が並ぶけど、最後は必ず

はしっていこう。

あるいていこう。

はじめていこう。


で終わる
悲しいけど、つらいけど、

もうやめてしまいたいけど…



そこから、






はじめていこう










なんだ。

ほんとにわたしも、そこから、はじめた、
はじまった気がする。





いまでも、これからも
ずっとずっと大切な、とくべつな曲
ずっとずっと寄り添ってもらうつもり、笑


そんな曲を改めて感じさせてくれた、今日の雪

雪、大変な状況のところもあるでしょう、
お気をつけください。





長くなりましたが、お読み頂き
ありがとうございました🌸