Satochang’s blog

この瞬間、わたしが感じたことを信じて、周りは置いといて、自分の道を歩んでゆく  ふたりの子ども 働く 生活

車という濃密な時間

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日常的に車に乗っているので、車に愛着がある

でも
旅行に行く途中の車内が格別、
大好きだ!




子どもの頃
父がスキー好きだったのもあり、家族でみんなで何時間もかけて雪山へ車で出かけていった


父にスキーを教えもらったり、
兄と好き勝手滑るのも楽しかった


「きゃ~!!木にぶつかる~!!」


なんて言いながら
木の間をすり抜けてゆく

誰も滑っていないふわっふわの雪の上を滑る気持ちよさ

リフトで頂上にあがると
一面真っ白な世界が広がっていて
「すご~い!」ふだんとは違う世界に感動した


『家族でスキー』ほんとに楽しかった




ただ


それより私が楽しみだったのは
行き帰りの車内だった




家族みんなが
車という狭い空間で
何時間もの間ずっと一緒


特になにをするでもない



しょーもない話しで笑ったり

しょーもないことで言い争ったり

それぞれ寝たり、ぼーっとしたり



でも
私にとっては
それが一番だった



一番楽しい時間だった



ずっと家族みんなで長い時間
一緒にいられる



すごく嬉しくてしあわせだった、、




兄が反抗期に入り
その車から姿を消した時、こっそり泣いたほどだ、笑



それくらい私はその空間が好きだった






今でも
家族で旅行に行く車内が大好き




「お腹すいた~」

「おしっこでるー!」





「やっと寝たね、何か飲む?」

「最近こんなことがあってさ、どう思う?」




そんな
なんでもない家族の会話



テレビもない
ゲームもない


家族を隔てるものが何もない






同じとき
同じ空間にいる










大人になって初めて


「そっか、あの時間はもう戻ってこないんだ、、」
って気付いた






あの濃密な時間、空間






それを与えてくれたのが車だった








これからも
たくさんでかけよう




大好きな車にのって














今週のお題「わたしと乗り物」