Satochang’s blog

この瞬間、わたしが感じたことを信じて、周りは置いといて、自分の道を歩んでゆく  ふたりの子ども 働く 生活

髪がのびてきている。

今、私の髪は肩に着くくらいの長さである。


基本なんとかゴムでくくれる長さ、を注文する私にとってはよく伸びてきている、髪も染めているのでプリンになってきている

「髪切りに行きたいな」
と思うのだけど、この時期、小さな部屋に何人もの人が集まる場所は避けてしまう

だけど、
みんながそう思えば、あの美容院はどうなってしまうんだろう




ここ5年ほどで
うちの近所に美容院がやたらと増えた。オープンすると、始めは来てもらうためにお試し価格で切ってもらえる。だから、次々と行ってみた


新しい美容院はキレイでおしゃれで、行くだけで気分が上がる。美容師さん、美容院ごとにはおすすめポイントが違ったり、変化があって、私にも新しい変化をもたらしてくれる

だけど、2回3回と行くと「もういいかな」と思う



私はとっても飽き性だ
好奇心は旺盛な方だから、次々と興味を持ってやるのだが、2、3回すると終わってしまう「こういう感じね」とある程度わかるとそこで、とたんにやる気が失せる


美容院も同じ理由なんだろう
2、3回目の仕上がりが同じ様であると「この感じね」と先が見えてしまった様で、同じ所に通わなくなる

いや、私の注文が
「前と同じ感じで」「どうしようかな?」
なんて曖昧に言うのも問題があるんだけど、だけど、特にこんな髪にしたい、と思うことがない


ファッション雑誌を読むのも美容院くらいだし、テレビも最近ほとんど見ない。となると今どんな髪が流行っていて、みんなどんな髪をしているのか知らない、周りの人の髪型がいいな。と思うことも少ない

「こんな髪型にしたい」と思う要素がないのだ


なので
今通っている美容院でも私は「どうしようかな」と変わらず言う、すると今の美容師さんは

「今はこんな色が流行っててね、」

「この前はこうだったから、こうしてみる?」


と沢山の提案をしてくれる

「そんな色入れたことないよ」
なんてちょっと驚くような提案をされることもあるが、出来上がってみると、いつもと少し違う自分にうれしくなる



その方はお店の店長さんで、
話を聞いていると本当にこの仕事が好きなんだな。
と伝わってくる、髪のことを本当に楽しそうに話す

「昔は髪の脱色の割合が異常でね、」

「お客さんが帰ってきてくれると、その後の髪色の経過がわかっていいんだ、」

と、たまに専門的すぎて、左から右へスルーすることもあるが、


でもそんなに熱心な方に切ってもらえるのも、
なんだかうれしいことな気がする。



だから2、3ヶ月に1回の
その美容院に行くのが私も楽しみだった。

でも、今は行かない方がいいよね、
子ども達も休校中だし


でもあの美容院は大丈夫だろうか、あの美容師さんは元気だろうか、まさか潰れでもしてしまわないだろうか、
私が心配した所で、なのだけど。
それなら髪を切りに行けばいいのだけど…


なんとか乗り越えてほしい

あそこでまた髪を切ってほしい



願えば、叶えばいいのに。




だけど、確信もある

きっとあの美容師さんなら、




きっとどこかで、

誰かの髪を切り続けるはず