ゲームとはここ20年ほど縁がなかった
だが最近うちにswitchが来た
「子ども達が欲しがるので」というのは口実で、
実際は家族でマリオカートするの楽しそう。なんて私の思惑があった
私が子供の頃のゲームと言えばスーパーファミコンだった
今でも鮮明に覚えている
兄が私のおこづかいをよこせと言い、おばあちゃんにおこづかいをねだり、家中を掻き回してお金を集め、手に入れたんだ
「お前もするやろ、だから金だせ」
私は訳も分からず兄にお金を奪われた
お兄ちゃんは泥棒だろうか、兄がそんなに必死になる「それ」はなんなんだろう。そう思った
でもやってきた「それ」はすごかった
「それ」ひとつで何時間でも遊んでいられるんだ
「ああーー!!」
「やられるーー!!」
なんて言いながら、笑って怒って、悔しくて
それだけの感情が次々と溢れ出すから飽きることなんてなかった
その中でもマリオカートが大好きだった
というか今思うにあんまりゲームが得意じゃなかった。だから難しいさのない単純で楽しいマリオカートが好きだった
マリオカートなら何時間でもしていられた
今でもその風景を覚えていたりする
だけど、いつの間にか私の日常からゲームはなくなっていた。得意ではなかったし、自分からゲームをしようと近づくことはなかった。
ゲームがなくても困らないし
だけど、
「ゲームがしたい!」
子どもの声で
古い古い、懐かしい
記憶が蘇ってきた
「ママは、マリオカートがしたい!!」
ゲームばっかり。なんて言わないで
ふりかえれば、あの頃に戻りたくなるほど
鮮やかな思い出がある
今週のお題「ゲーム」